最終合格、そして採用内定


国税専門官採用試験、国家公務員採用U種試験(行政東海北陸)最終合格発表 2003年9月4日(木)

 9月4日は国税専門官と国家公務員U種の最終合格発表日です。名古屋市2次落ち以来、私はすっかり自信をなくし、この1週間も生きた心地がしませんでした。決して、1次の点数が悪いわけでもないのに、「落ちてしまったらどうしよう・・・?」「この年齢では、来年はかなり厳しくなってくるな・・・。」といった悪いことばかり考えてしまうのです。そして発表当日を迎えるのでありました。

 いつも発表の日は、かなり朝早く目覚めてしまうのが普通でしたが、今日は起きたら9時07分と既に発表の時間である9時を過ぎていました。私は半ば開き直って淡々とパソコンを起動し、人事院の合格発表のHP開き、さっそく国税専門官採用試験の私の番号を探してみると、普通に私の番号があるではないですか。そうです、最終合格していたのです。「もう路頭に迷うこともない」という安心感と、「ついにやった!」という達成感からパソコンの前でガッツポーズしてしまいました。ここで、「これなら国Uも大丈夫」と確信し、国家U種の方も確認してみると、余裕で受かっていました。早速、かなり心配していた親に両試験とも最終合格していたことを報告すると、かなり「ホッ」としていたようでした。心配かけてすみませんでした。

 午後になって、人事院に電話で最終得点及び順位を問い合わせると、国税、国Uともに総合格者数の1/3以内には入っていたので、まずまずといったところでした。なお、夕方頃に国税庁より合格通知が届き、人事院事務総長の名で合格の旨が記されていました。しかし、東京から発送されている国税の合格通知は当日に届いたのに、名古屋から発送されているはずの国Uの合格通知はこの日には届かず、翌日に送られてきました。

最終成績開示結果
試験種 結果 最終得点 最終合格順位 総申込者
国税専門官 最終合格 68点

261位/1,184人中

15,334人
国家公務員U種(行政東海北陸) 最終合格 69点 176位/658人中 5,635人

 あとは、各国税局の内々定待ちです。私は志望カードには第1希望を名古屋国税局、第2希望を金沢国税局、第3希望を東京国税局としましたが、どこの局からも最終合格発表前の事前電話は頂いておりません。どこからかお声がかかるのを気長に待つのみです。とりあえず国Uの方は内定前辞退の予定ですので、長期戦を覚悟してでも国税に行くつもりです。

名古屋国税局より内々定の電話 2003年9月9日(火)

 かれこれ最終合格から4日(土日含めないと2日)ほど経ちましたが、未だにどこの国税局からも電話はかかってきませんでした。 さすがに1週間以内にはもらえないかなと思っていたそんな矢先に・・・。

 私は今朝、母の「名古屋国税局から電話だよ」の声で起こされました。といっても、もう既に11時近く。そんな時間まで寝ていた自分がとても恥ずかしいです。当然、寝ぼけまなこだったので、かなり焦りました。さっそく電話に出ると、名古屋国税局総務部人事第二課の人事専門官の方からの電話で、もう既に説明会や二次試験の時などに何度かお会いしたことがあるはずなのに、私は寝ぼけていたのか、「はじめまして」などと間抜けなことを申してしまいました・・・恥ずかしい。

 電話の内容は「10月1日をもって名古屋国税局の採用内定を君に出す予定だが、応諾するか?」といった意向調査でした。いわゆる内々定というやつです。もちろん喜んで快諾すると、他の試験の状況も聞かれ、全て辞退した旨を伝えました(名古屋市は二次落ちでしたけど)。あとは今後の予定を告げられ、他は全て断ってもらってよいので、10月1日までは不安かも知れないが気長に待つようにとも言われました。また、もし進路に変更があるようなら速やかにこちらへ連絡をするようにとも言われましたが、私が「絶対に(他には行きませんので)大丈夫です!!」と断言したら、「へっへっへっ(笑)」という感じに笑っておられました(笑)。

 無事、第一希望の国税局からも内々定を頂くこともでき、これでようやく長かった私の公務員受験生活も終了です。本当に自分の夢がかなって、まさに「感動した!」ですね。また、応援してくださった方々には感謝の気持ちで一杯です。本当に有難う御座いました。

国家公務員U種(行政東海北陸地域)を採用辞退 2003年9月26日(金)

 本日、国家公務員U種の辞退届けを普通ハガキにて提出しました。

 国家U種試験最終合格者は毎月30日までに意向届なるものを人事院に提出しなければなりません。この意向届により名簿記載者の意向を確認し、人事院側の採用事務の円滑化を図るとのです。私は国税の内々定を応諾しましたので、国家U種の方は辞退しなければならないというわけです。この意向届の提出により、私は国家U種の採用候補者名簿から削除されることになるでしょう。

 結局、私は国家U種の方は最終合格後の採用面接は一つも受けませんでした。やはり、国税が私の本命と決めていましたので、国税に最終合格した以上は何が何でも国税に入ってやろうと思っていました。9月4日以降に採用面接のお誘いがあったのは、福井労働局や金沢大学などからでした。どちらも北陸からとは・・・、私は北陸とは切っても切れないの縁があるのでしょうかね?どちらもお電話を頂いたときは、名古屋国税局から内々定を頂いておりましたので、丁重にお断りしました。

 今思えば、官庁訪問や説明会での質問を日夜考えてた頃や、受験を始めたときの「せめて国Uだけでも受かればいいのになぁ」と思っていた頃が懐かしく思えます。

名古屋国税局に採用内定 2003年10月1日(水)

 本日、国税庁より正式に名古屋国税局への採用内定通知書が到着しました。民間もお役所も採用内定日といったら10月1日みたいですね。

 通知は角3号の封筒で送られてきて、採用内定通知書、今後の案内、諾否届けのハガキなどが入っていて、通知書には国税庁長官官房人事課長の名で、私を平成16年4月1日付で名古屋国税局へ採用することに内定した旨が記されていました。ちなみに封筒にはしっかりと「折曲厳禁」と書いてあるのにも関わらず、封筒は折り曲げられており、内定通知書もしわくちゃになっていました。郵便局には怒り心頭です・・・。

 諾否届けのハガキはもちろん「応諾」にチェックして、すぐに近くのポストへ出しに行きました。この内定通知書や諾否届けのハガキは、内々定者のみに送られてきて、無内々定者には今後の採用を希望をするか、希望勤務地の変更などをするか、といった意向届けのハガキが送られてくるそうです。

 しかし、内定通知書に記載されている文言で「ただし、国家公務員として採用するにふさわしくない事情等が生じた場合には、内定を取り消すことがあります。」はちょっと身が引き締まる思いにさせられますね。私も公務員になる者として恥じぬよう、採用まで清く正しく生きようと思います。